2045年6月6日、ブラックタウン病院精神病棟の控え室に捨てられていた、ノートパッドのメモリで見つかったナンセンス詩より


沈黙する地下室で、わたしはこの時代をあわれみはしない
友好の印として詩を送るのだ
さらばだ、小さなラッパよ!
躁状態の敬虔な指導教官殿が
澄みきった主音をやわらげる
起きよ、分裂した専制君主
わたしは最高の薬で汚染されてしまい、
ほんものの恐慌が
わたしから激しくほとばしる


罰せられない理由を探りだし
抗議行動を誘発し、
わたしはピン留めにした
無駄なき好色な芸術に
叙事詩的反乱を見出す
許してもらえないのだろうか
わが適切なる廃墟の引用を?
わたしの真の肖像画:叩けよ
コピー時間、覆すのだ;
わたしの苦痛を断ち切る儀式
原子パテ?
あるはずない!